「無縁社会」という悲しい言葉

近年、「孤独死」・「無縁社会」などという、悲しい言葉が生まれました・・・。
はたして本当に、日本は「無縁社会」なのでしょうか?

「お互い様」・「ひと様」・「よそ様」・・・
日本人は元来、他人でも「様」を付け合い、
相手を敬うことを重んじる文化があります。

また、一昔前は「向こう三件両隣」といって、
近隣のおつき合いを大事にしたものです。

しかし、近年急速に情報化社会が発展し、
多種多様なライフスタイル、考え方が培われていく中、
お互いのプライバシーを尊重するあまり、
リアルでのおつき合いを遠慮してしまっている
だけではないでしょうか。

現に、タイミングを拘束しないような、
SNSによる情報交流は盛んに行われています。

他人を敬い、プライバシーを尊重するという、日本人ならではの風潮で、ご近所に、知り合いに声を掛けづらくなった・・のではないでしょうか?

これを「無縁社会」などという
悲しい言葉で片付けて良いのでしょうか?